両足ひきずって9年 ぴろりん命日・うさぎさんは守り神
あれから4年・・
いまだに ぴろりん・ちらりんの使っていた食器で
フルコースのお供え・・

こういう食器は すぐ片付けた方がいいっていう考え方があるけど、
私は それができない。
だって
もしかしたら ぴろりんもちらりんも 時々は食べにきてるかもしれないもの。
そう思うんです。
ま、人それぞれの考え方があるんだから、これはこれでいいのではないかと・・。
ほんとのことなんて 誰も実証できないのだから。
ぴろりんは ショップで初めて会った時からすでに足が悪かった。
生後1ヵ月半、
左足が おなかの下に入って 右側に伸びていた。
ショップの店長さんによると、
「ある日 急にこうなっていた、
病院へ行ったけど 骨折はしていないらしい」、 と。
可愛かった^^
ほんとに可愛い顔をしていて・・
初めてのうさぎに 私とおねいちゃんが迷っているうちに
他のお客さんが ぴろりんを眺め始めた。
私たちはあわてて
「この子、ください!」(笑)
ぴろりんは ご飯と粟の穂付きで我が家の住人(兎)になった。
この写真は うちへきてしばらくたった時、
ぴろりん 生後3ヶ月頃です。

ある獣医師は 「この子は 1年も生きられないでしょう。」と。
何せ、麻痺の原因がわからない。
今から13年前のこと。
でも
多分 今のうさぎ獣医学をもってしても はっきりしたことはわからなかったんじゃないかな。
あるとき エンセファリトゾーン症という脳神経系の病気を知って 獣医師に相談したが (その時 すでに5才)
「エンセだったら 今まで生きていない。」 と
はっきり否定された。
その後、依頼さえすればエンセの検査ができるようになったが(それまでは一般的にはできなかった)
それには採血して 血清を採取しなければならない。
ぴろりんは血管が細すぎるということもあったし、検査に必要な血清を採るには
それなりの血液の量が必要。
このカラダではちょっと無理がある ということで検査はしないことに。
ぴろりんがうちへやってきて 半年後に 女の子ちらりんとも運命の出会い^^
以後 ずっとちらりんがぴろりんを支えてくれました。
精神的にも 物理的にも。(いつも寄りかからせてもらってたもんね、ぴろちゃん^^)


そんなこんなで 両足麻痺でも 若い頃はヒトの足の上を飛び越えたり、
お手々だけで 走っていたぴろりん。

でも 5才を過ぎたころから ひきつけを発症。
この発作は突然起こります。
カラダが ギューッ!と縮まって丸くなったり
グイーン!と伸びたりの繰り返し・・
きゅ~ っていう声らしきものも・・
意識はあるのかないのか わからない。
でもね、この状態なかなか獣医師に信じてもらえなくって。
ある日 偶然 診察台の上で発作が起こって
先生 びっくり!
こんなにひどいとは思っていなかったらしい。
それ以来、診察時に何か処置するのが怖くなったみたいですよ、先生が。
何がきっかけで 発作が起こるかわからない ってことでね。
そのほかにも 砂状結石があるといわれ 時々膀胱を絞って砂をだしてもらったり。
自傷行為もありました。
足の先を噛んで、噛んで・・・・・・骨が出て・・・・
病院へ行くと その骨をペンチのようなもので パキン!と。
しつこかった歯根膿瘍。

でも この写真、とても可愛い・・と思ってしまうのです。
そして 悪性精巣腫瘍。
両足がひらかなかったから、タマタマが下に降りなくて
それがおなかの中で腫瘍化。
結局それが 肺に転移してしまったみたいです。
でも
9才4ヶ月まで 生きてくれました。
本来なら信じられないことです。
この話をすると 必ず ゆーしゃんさんたちの介護のおかげ とか
大変だったでしょう とか言われます。
でも それは違う!
ぴろりんが強かったから、そして【しなやか】だったから、それはできたこと。
介護なんてした覚えはないのです。
台所用の水切りカゴにお湯を入れてオチリを洗ったり、
発作のたびにヒヤヒヤはしたけども。
正直、これが介護だなんて思ったことはない。
牧草以外は なんでも食べてくれたぴろりん。
苦い薬も 他のものに混ぜれば 平気でクチにしてくれたね。
チッコもウンピも ちゃんと自分で出せたぴろりん。
ほんとに凄いよ、ぴろりんちゃん。
でも
ちらりんがいてくれたからこそ、元気がでていたんだろうなって思います。
・・ちらりんが先に虹の橋を渡っちゃって・・ それからすぐ寝たきりになっちゃったもんね。
両足どころか 両手も麻痺して・・

ヨーグルトが お鼻についちゃいました (^_^;)
その状態で 1年3ヶ月・・私たちの為に生きててくれた。
ちらりんがそばにいなくなったこと どう思っているんだろう?
普段の表情からは わからなかった。
でも 写真をずっと撮り続けていて気が付いた・・
とても寂しそうな 悲しそうなお目々。


普段は気が付かなくても 写真をとおすとわかる表情ってあるんですね。
でも 時々はきてくれていたと思うんですよね、ちらりんちゃん。
ちょっと不思議なことが起こったりして・・笑

これは うさ友さんが作ってくださった甚平を着た・・
というより羽織ったぴろりんちゃん。
カラダが硬くなってしまっているので 実際に着させるのは無理でした。
うさぎは (他の動物もそうだけど)【飼う】ものではありません。
ヒトが 動物を幸福にしてあげよう、かわいがってあげよう、というのは
間違いではないと思います。
でもそれは ほんとは逆だと思うんです。
ヒトが 動物に与える幸福の 何十倍もの幸福を
ヒトは 動物からもらっているんです。
うちにとって うさぎは救いの神様みたいな存在。
そう考えさせられるような 不思議な出来事もいっぱい!!
私たちはいつも いつも うさぎさんに助けられているのです。




今回は 出番の少ないむーにょん・さらな (^_^)

コロコロ まぁるいむーにょんです♪
いつもせわしないイメージになっちゃってるけど、
ほんとは だま~~~~~~っていることの方が多い
って 知ってました?

オツムの上に わら を乗せた さら・・・・・・なぁんちゃって。笑

ご訪問ありがとうございます。
今日はちょっと長かったけど
ぴろりんの生涯を知ってもらいたくて・・
コメントと応援クリック、いつも感謝しています。


お時間あったら
「ゆーしゃんストリート」も読んでいってね^^
ちらりん ぴろりん


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